薔薇が美しく咲き乱れる季節が今年もやってきました。
バラは古来から女性の美と健康に大きな役割を果たしてきた美しい植物。
花の世界の女王様と言っても良いかもしれません。
香りの世界でもバラは別格。
人々は、昔からバラの香りを採取し、バラの恵みを使ってきました。
今日は、バラの香りを手軽に楽しめる「ローズウォーター」についてお話したいと思います。

「ローズウォーター」とは、バラを蒸留し、バラの香りを集めたお水のこと。
成分は水とバラの香気成分のみですが、私達の心と体を健康に美しくしてくれます。
ローズウォーターの本場中東(元ペルシャ)では、古くから様々な用途で使われてきたローズウォーター。
お肌に、飲用に、赤ちゃんの産湯に、頭痛に、場の気を整えるのに・・などなど。
街でも飲用レベルのローズウォーターが手軽に買えたり、おうちで蒸留したり・・日常の生活に溶け込んでいるのです。
実は日本でも、江戸時代の美容本「都風俗化粧伝」に「のいばらの花」の香りのお水の取り方解説や、
その効能が「肌を沢か(なめらか)にし、体を潤はし、胸腔のうつ気を散ず」とあり、
江戸時代の女性達の心を掴んでいたことが分かります。
このようにローズウォーターは、お肌につけても良く、その香りは心を幸せな気持ちで満たしてくれます。
私はバラの季節、キッチンで小さな蒸留器を使い、フレッシュダマスクローズを「キッチン蒸留」しています。

蒸留中は、天然の香り付きの加湿器のような、ディフューザーのような働きもする有田焼の蒸留器。
蒸留中の良い香りをご紹介できないのが、本当に残念です。
そして、自分で集めたローズウォーターは、フレッシュで混ざり物がありませんので、安心して飲用にも使えます。
飲用すると心身に起こる変化は、
気持ちが落ち着いたり、幸せな気持ちで満たされたり、体臭がバラの香りになったり
白髪が減ったり、更年期が楽になったり・・と人により様々です。
私は、その人が1番必要なところに作用してくれるのがローズウォーターなのかな?と思ったりもします。
幸せな気分になれ、美容と健康も手に入る
「朝1杯のローズウォーター生活」を、あなたも始めてみませんか?
飲めるローズウォーターを簡単に作れる「キッチン蒸留」についてご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせ下さいね。

Writing by 羽柴史絵